『スポGOMI ワールドカップ 2023 長野STAGE』優勝は 高校生チーム「スポゴミ王に俺らはなる」
「スポGOMI ワールドカップ 2023 長野STAGE」が2023年5月20日(土)、長野市権堂イーストプラザ交流広場で開催されました。計16チーム、48人が参加し熱戦が繰り広げられました。
優勝は高校生3人組の「スポゴミ王に俺らはなる」 拾ったごみの総量は圧巻の6.13kg!
全16チームが出場した長野STAGEは幅広い世代が参加。中学生や高校生、企業の同僚、また親子などのチームが長野市の繁華街「権堂」エリアのごみを拾いました。一見するとキレイに見える街中も生垣や自動販売機の裏などに隠すように捨てられたごみを参加者は細かくチェックしながら拾っていました。
繁華街とあって、タバコの吸殻が特に目がつきました。優勝したのは、第一高等学院長野キャンパスに通う高校生3人組の「スポゴミ王に俺らはなる」でした。ごみ総量6.13kg/959.6ポイントを獲得し、準優勝チームに164.6ポイント差をつけて優勝しました。2023年10月に東京で行われる予定のスポGOMI ワールドカップ 2023 日本 STAGEでも好成績が期待されます。
長野STAGEで集められたごみの総量は22.486kg
いま世界中で大問題となっている海洋ごみ。海洋ごみの約7~8割は、街や川など内陸部から出ています。日本一の大河、信濃川(千曲川)で日本海、天竜川で太平洋へとつながる海なし県”信州”も他人事ではありません。本大会の会場となった長野市の権堂周辺は、一見街なかにごみが落ちているようには見えませんが、良く見渡してみるとあちからこちらにポイ捨てごみがありました。
参加した中高生からは、「普段気づかない部分も意識すると大きく変わることが良く分かった」と、ごみはごみ箱へという当たり前の事ができていないという現状を目の当たりにしました。改めて上流県からポイ捨てという行為や、ごみを減らしていかないといけないということを実感しました。小さなこども連れの親子チームも複数参加し、環境問題を幼い時期から体験できる良い機会になったとの言葉も聞かれました。
この大会は、日本財団(東京都港区、会長 笹川 陽平)が企画・支援する「SPOGOMI WORLD CUP 2023」の日本国内予選大会で、本チームは、2023年10月に東京都内で全国47都道府県の予選大会を勝ち抜いたチームが出場する全日本大会「スポGOMI ワールドカップ 2023 日本 STAGE」に進出。2023年11月に日本で開催予定で、日本を含め世界21カ国の代表が集う「スポGOMI ワールドカップ 2023」への出場を目指します。
優勝チームコメント
・街にごみがあることは残念だが大会に参加してごみを拾う行為がとにかく楽しかった。
・海洋ごみの影響で海の生き物が苦しめられている状況がある。長野県に海はないが、海なし県の人間が
海洋ごみ削減をに取り組む意義はあるので、発信していきたい。
・3人で一致団結した結果、県代表になれた。日本STAGEでは東京のごみを全部拾うつもりの意気込みで
頑張りたい。